SSブログ

オーバーツーリズム [日常]

今年最後の金曜日。
仕事も今日までの方々も多いのでは、、。

また、平成最後の師走となったが、あっという間の30年だった気がする。
来年はどんな年号になってどんな年になるだろうか?

以前、来日外国人の増加でランチタイムにも影響が出てきたという話を書いたが、諸外国の観光地など昔から人気のある町々でも同様の問題があるというニュースを見た。

インバウンド人口つまり観光などで来る外国人が、受け皿の街のインフラのキャパシティーを大きく超過して住民の生活に大きな支障が出ている状況を、 オーバーツーリズム と呼ぶらしい。
なるほど何処も同じ問題を大なり小なり抱えているのだなぁ。

京都では、道に外国人が溢れて、もともと古い町並みのままなので、交通渋滞やバス運送の飽和、食堂の飽和、商店街の飽和とマナーの乱れ、まあ、様々な問題が発生している。

イタリアのベネチアの港では、もうこれ以上街に来てくれるなと、クルーズ船が港に近づくと、住民たちが船を出し、そこからクルーズ船めがけて、「帰れ!!」と叫びながら放水するのが常態化しているとのこと。
よっぽど堪えているのだろう。

いずれ日本のどこかの街でも起きかねない現象かもしれない。




ここ福岡も毎年増加し続ける外国からの観光客だが、果たしてどの程度のキャパシティーまで耐えられるのだろうか?

飲食業に従事する人手が足りなく、ランチを中止したり、廃業したりする店も少なくない。
対岸の韓国では逆に就職難が続いており、特に若者たちの就職先がない。
そこで、福岡の企業は韓国での求人活動も行っており、多くの若者が福岡で就職するケースが多くなった。
韓国からの観光客を韓国の若者たちが福岡の企業で対応するという、なんだか昔、アラスカのアンカレッジ空港の店で日本のおばさん(失礼、日本から米国へ嫁いだ奥様たち)が対応していた頃を彷彿とさせる。

しかし、問題なのは、離職率も多いということ。
日本人に比べると短期間で辞めて帰国したりするので、採用する側としては大きな課題となる。
しかし、企業側は、背に腹は替えられず There is nothing else I can do. ということなのだろう。

このように、日本側で支払った人件費の一部は外国へ流れて行くので、これらも数が多くなるとバカにできないものになるかもしれない。

考えだすとキリがないが、インバウンド増加策の陰にいろんな課題が隠れていそうだ。




nice!(9)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 9

コメント 1

LargeKzOh

 エゴ丸出しで恐縮ですが、自分の ”聖地” である ”東横線沿線” には来て欲しくない想いで一杯です。
 非難を恐れずに申し上げれば、東横線/副都心線が相互乗り入れになったせいで、海外組の他に都内北部とか埼玉方面からの横浜港や中華街詣でが激増し、車内が混むようになってえらい迷惑。
 某ミュージシャンが某番組で ”東横線が埼玉臭くなった” と言ってしまったことがあったくらいです。

by LargeKzOh (2018-12-28 13:31) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント