TR-55 [日常]
と、型番だけでおわかりの方は相当 通の方だろう。
1955年(昭和30年)9月に発売された日本初のトランジスタラジオの型番だ。
55年発売なので55にしたと聞いている。
私の前職であったため、この型番は入社時から頭に入っていた忘れられない型番である。
その色、形、デザインはあらゆる資料や社内展示室などで触れていたためよく知っていたが、この度その回路図を入手し、初めて電気的な内容に触れることができた。
初めて見てみることになるのだが、5石スーパーヘテロダイン方式ラジオだ。
それまでは、どこの家庭も真空管式のラジオしかなく、居間のタンスなどの上に置かれ、一家の情報ソースやエンタテインメント装置として長い間その位置を占めていた。
このトランジスタラジオの出現で、音楽やニュースは場所に縛られることなく車や列車などの移動体の中や山や海などのアウトドアで自由に楽しむことができるようになったことで、人々の生活に大きな変革を与えた画期的な製品である。
話は回路に戻るが、真空管は球と表現され、5球スーパーラジオと呼ばれていたが、トランジスタは石と呼ぶようになった。
回路をよくよく見ると、かなり考えられて設計されており、現代でも十分通用する洒落た設計だ。
基本的なトランジスタの使い方がなされているが、当時でも高感度で良い音がしていたはずだ。
それまでのラジオのガラス管真空管のひ弱な感じから石の固く丈夫なイメージに変わった。
その硬さから、ソリッドステート とも呼ばれ出した。
このように、それまでの文化や考え方を一変させる時代の始まりでもあった。
これが、60年以上も前に作られて世界を席巻させたわけで、当時の製造からマーケティングスタッフ全ての尽力に敬意を表せざるを得ない。
先達に深く感謝!!
1955年(昭和30年)9月に発売された日本初のトランジスタラジオの型番だ。
55年発売なので55にしたと聞いている。
私の前職であったため、この型番は入社時から頭に入っていた忘れられない型番である。
その色、形、デザインはあらゆる資料や社内展示室などで触れていたためよく知っていたが、この度その回路図を入手し、初めて電気的な内容に触れることができた。
初めて見てみることになるのだが、5石スーパーヘテロダイン方式ラジオだ。
それまでは、どこの家庭も真空管式のラジオしかなく、居間のタンスなどの上に置かれ、一家の情報ソースやエンタテインメント装置として長い間その位置を占めていた。
このトランジスタラジオの出現で、音楽やニュースは場所に縛られることなく車や列車などの移動体の中や山や海などのアウトドアで自由に楽しむことができるようになったことで、人々の生活に大きな変革を与えた画期的な製品である。
話は回路に戻るが、真空管は球と表現され、5球スーパーラジオと呼ばれていたが、トランジスタは石と呼ぶようになった。
回路をよくよく見ると、かなり考えられて設計されており、現代でも十分通用する洒落た設計だ。
基本的なトランジスタの使い方がなされているが、当時でも高感度で良い音がしていたはずだ。
それまでのラジオのガラス管真空管のひ弱な感じから石の固く丈夫なイメージに変わった。
その硬さから、ソリッドステート とも呼ばれ出した。
このように、それまでの文化や考え方を一変させる時代の始まりでもあった。
これが、60年以上も前に作られて世界を席巻させたわけで、当時の製造からマーケティングスタッフ全ての尽力に敬意を表せざるを得ない。
先達に深く感謝!!
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