縄文王国 [日常]

今から約1万2千年から約2千年前の約1万年間の長きにわたって続いた日本の縄文文明だが、紀元から現在まで2000年少々しか経っていないことを考えると1万年も続いた日本の古代文明についてほとんど教育されていないことに気づかされる。
戦後のGHQの政策によるものなのか、今まで触れてはいけないもののように、何かがあるのか??
筆者はその視点でこの話を展開させている。
以前より、宴席などで筆者と古代の話をする時、時々その辺りに触れて盛り上がったこともあったが、まさか、本を書いているということには気が付かなく、意表をつかれた思いである。
古代文明に関する著書は各種読んでいるが、今回は、演劇仕立て。
米国あたりでは、青少年向けの教育手法として 演劇教育 が普通に行われているが、まさしくこれは、演劇教育風の本。
大学の先生などが、各種論文をもとに自論を展開していくオーソドックスな展開と違い、登場人物(架空の)が出てきて筆者が想像する(考える)ストーリーを展開していく。
そのため、映画のように縄文時代の村づくりや交易の様子、丸太船での航海の様子などが映像でビビッドに感じられる。
奇しくも、アウトドア好きの筆者なので、キャンプ中の料理法、洋上での様子などは妙に現実的で説得力がある。
以前、筆者が仲良し仲間たちと青森の三内丸山遺跡へ遊び?に行った時のことを聞いたことがあったが、
しっかり取材?していたようで、その時のことが非常に細かく記載されており、説得性が増されている。
今回は、青森県から北海道近辺、三陸から房総沿岸あたりに関する記述が中心だが、願わくば、九州から西日本界隈も取材していただいて、次回へつないでいただければと願いたい。
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