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エミリー・ウングワレー展 [日常]

DCSA0002.jpgアボリジニが生んだ天才画家、エミリーさんの展覧会が六本木の国立新美術館で開催されるというので行ってきた。
故黒川紀章さんが設計したこの美術館に行かなければとずっと思っていたがやっとその機会に恵まれた。
東京は昨夜から雨がしとしと降り続いているため、人出も少ないだろうと今日を選んだ。

斬新な構造のガラス張りの建築は、なかなか新鮮に感じられる。

DCSA0001.jpgエミリーさんは、80歳から絵を始め、亡くなるまで3000枚の作品を残した。
そのイマジネーションとエネルギーは素晴らしい。
DNAに刻まれたイメージが自然と現れてくるのだろうか?
作品の大きさと、そのバリエーションには衝撃を受ける。

オーストラリアの原住民アボリジニは、政府の保護政策により、オーストラリアの砂漠地域に保護されている。
88年アリススプリングに行ったとき、かなりのアボリジニに会ったが昼間も何もせずぶらぶらしていたのを思い出す。
政府は職業訓練として様々な事をアボリジニに対しておこなっているが、たまたまエミリーさんがテキスタイルデザインを練習している時に、その才能を発見され、その後の画家としての人生がはじまった。
世界中の画商がキャンバスを持ち込み、エミリーさんの書いた絵は高値で世界中へ売られていった。
今回の展覧会は、散在したエミリーさんの絵を世界中から集め、一堂に展示したとのこと。
その膨大な量の作品は見る人を圧倒する。

同時にモジリアーニ展も開催されていたが、私は、このエミリーさんの展覧会のみを鑑賞させていただいた。

レストランやカフェも充実しており、帰りに2階のVOGUEカフェでカプチーノをいただきながら、全面ガラス越しの雨の六本木の景色を楽しませてもらった。
天気がいいとこの時期、新緑も美しいのだが、雨の景色もなかなかのものであった。

国立新美術館




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