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新藤兼人 監督 [日常]

5月29日に新藤監督が亡くなった。
享年100歳

日本最高齢の現役映画監督だったので、それこそ生涯現役を貫き通したということになる。
ついこの間まで一般的なサラリーマンは55歳、最近は60歳で定年退職。
そのままリタイヤしてゆっくり過ごされる方や新たなステージで活躍される方も多いが、その後更に30年も40年も継続して働き続ける方というのは希有ではなかろうか。


先輩諸兄が長生きして活躍することだけで、私は少々ずるいかもしれないが、安心する。
仕方がないが、そのような方々が、ぽつりぽつりと去っていくのは本当に残念で忍びない。
新藤さんは、人間は死ぬ と言われていたが、このような局面では特にきつく感じられる。

私は、1990年頃から、黒澤明監督と仕事でご一緒させていただいたり、更には黒澤さんや他の監督のインタビュー番組を制作したりしたことがある。
映画監督の心的な集中力とクリエイティブにかけるパワーや生命力には圧倒されるものがあった。
しかし、その黒澤さんも88歳で亡くなったので、今回の新藤さんは最後の最後まで走りきって大往生したと言っても良いだろう。

先輩方のあとに続いて、果たして何歳まで仕事ができるだろう?
そのような生き方が本当にうらやましい。

合掌、、、、。

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