ゴジラ展

７月から福岡市美術館でゴジラ展が開催されていた。
８月末までというので慌てて最終日に伺った。

奇しくも巷では　シン・ゴジラ　が上映中で、タイミングとしては非常にいいのだろう。
映画の興行収入は５３億円を突破したそうで、今までのゴジラリピータをリセットして新たなファン層をつかんだに違いない。
脚本とキャスティングの勝利だ。



初代ゴジラから現在まで全てのゴジラのラフスケッチから撮影配置図、台本、小道具、大道具など一堂に展示。
私が子供の頃見たゴジラも改めて見るとなかなかよい。
福岡も昔ゴジラに潰されたが、今回はシン・ゴジラがこの福岡市美術館を尻尾で破壊するプロモーションビデオも上映されていた。
東宝さんのご好意で特別に制作されたようだ。

一時期、東宝ではゴジラの特撮制作の終了宣言をした。
その後米国のトライスターフィルムがGODZILLAを制作（私も観た）したが、世界的に不評だったこともあり、東宝のプロデュサーが発奮して、新たに制作すると方針転換し、今回のシン・ゴジラの制作になった。
製作者魂は捨てられなかったのだろう。
気持ちはなんとなくわかるような気がする。

会場内ではゴジラとお客さんを合成して撮影するサービスを行っていた。
これが無料。

また、会場内でも数箇所カメラ撮影可の展示があり、今まで硬かった美術館も世の中の動向に柔軟になってきたようだ。

ゴジラに潰された？という名目で福岡市美術館は翌日から休館、大幅なリフォーム作業を行い、工事完了後の来春再オープンの予定だ。
なかなかいい段取りの展開だ。