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東大寺 二月堂 修二会 本行(お水取り)生中継 [日常]

先週末、東大寺の二月堂での 修二会 本行 をお堂の内外からテレビ(NHK BS Premium)で生中継するというので拝見した。

記録によると、752年に始まったそうなので、今年で1270回目、ずっと継続されている。
火を使う儀式のため、危険を伴うが、過去2回お堂が焼失したことがあるが、それでも一回も途絶えず実施されている。(旧暦の二月にこのお堂で行われるので 二月堂 と呼ばれている)
その様子は、外から見ることはできるが、中の様子は一切非公開だった。


ところがどういうことなのか、今まで「闇と炎の秘儀」と言われていた中の様子を公開、しかもテレビ生中継するというなんとも理解不能の事態。
どのような経緯なのかよくわからないが、生中継なので臨場感もある。
外から見ていると、中でバタンバタン、ドタドタ、、、など訳のわからない音が響き渡っていたのが、なるほどこういうことだったのかぁ、、とやっと理解できた。
奈良時代、はるかシルクロードを通じて伝わってきた当時の文化・風習・慣習などがそのまま折り込まれている儀式なので歴史的価値も高いと思う。
しかもそれらをライブで見ることができるので、どんな教科書や歴史書よりも説得力があるのは確か。

東大寺といえば、裏山である若草山の山焼きも春を告げる行事として有名だ。
随分前になるが、多くの文献に出てくる若草山とはどんな場所なのか、そしてその山焼きとはどんなものなのか知りたくて行ったことがある。
真っ暗な中、枯れ草が燃え上がり顔面に熱を感じながら見ていたことが鮮明に思い出される。

そんな中の今回の生中継
毎年変わりなく実行され続けていること自体に敬意を払いながら、そこまできている春を想う夜だった。


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