今日の番組選び

最近のテレビ番組は面白くなくなった、、という声を聞くようになって久しい。
さらに、一昔前は３０分番組が大半を占めていたが、ギャラを主とする制作費削減の影響か、1時間〜2時間番組が非常に多くなった。
さらに3時間〜4時間という番組も普通にオンエアされるようなご時世になってしまった。
その中身は、時間を埋める苦労が表に出てくるような希薄な番組も目立つようになってきたような気がする。

子供の頃から、テレビを見ると馬鹿になるぞ、、と親に言われてきたが、上記の状況とあいまってテレビを見なくなった時期があった。
その間、ビデオデッキに興味あるキーワードを入れておき、自動予約録画するようになった。
確かに、興味関連の番組が溜まってくるのだが、今度はそれを見る時間が追いつかず、結局溜まっていく番組をいつまで経っても見ることができない状態に陥ってしまった。
これではいけないと、できるだけオンエアを見ようと方針を転換。

それから毎朝、新聞のテレビ欄をチェック。
今日は何を見るかマーカーで番組枠を囲むようにした。
そうすると、チャンネルの移動計画とその時間の長さが視覚的にわかるようになる。

話は戻るが、確かに何も考えずにボーッとテレビを見ていると脳が退化する感覚に陥る。
TV局の企画制作を行うスタッフはそれなりの難関を乗り越えてきた優秀な人材が多く、彼らが考えて企画したものなので、中には非常にためになる、あるいは楽しませてくれる番組もある。

これら、私が秀逸だと思える番組を探し出すのがこの毎朝の作業ということになる。
選ぶべき番組がない場合はテレビを消して音楽を聞いたり読書などをすれば良い、と割り切ると今までの録画番組の山が迫ってくるというストレスからも解放され、精神衛生上この上なく楽になる。

限りある人生の貴重な時間を何に費やすか、、たかが1時間〜4時間といえども、無駄に過ごすと貴重な時間を返せと叫びたくもなる。

ドラマ、映画、ドキュメンタリー、音楽、教養、などなどあげだしたらきりがないが、そのような目で厳選して選択しだすと結構いい番組が転がっている。
思いもかけず、ああ、いい情報に巡り合えた、、などと感動することもしばしば。
今日日のテレビ番組も捨てたものではないなと思うことが多くなった今日この頃。