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ニート から 瓦職人へ [日常]

いつだったか、ニュース番組で、大工さんや瓦職人などいわゆるガテン系の職人が減少しているという話題を紹介していた。
かつて、景気の良い時には、ガテン という雑誌も出て、その高給などから一時期注目される存在だったのが懐かしく思われる。
最近のトレンドは漁師や農業などの一次産業もそうだが、モノを作る職人さんの世界も、なり手がいないそうだ。
しかし、住宅建設はなくならないわけで、瓦ふきを業とする工務店や専門会社の社長さんは頭を悩ませているらしい。


そんな時、その社長さんがテレビで、どこにも就職せず自宅から出ない、いわゆるニートが日本国内に70万人いることを知り、これだと思ったらしい。
その社長さんは、いろんなルートからそれらニートの方々に会いに行き、瓦職人の研修に参加してもらい、職人になることを勧めた。
もちろんそれまでの給料も支払う。
研修の講師は女性。
ニートの方々は相手が男性だと警戒してコミュニケーションが困難なのだそうだ。
約半年から1年の研修を経て、現場での実習、そして職人へとなる。
職場(屋根の上)での作業は一人なので、ニートにとっては非常に快適なのだそうだ。
健康にもよく、おまけに給料もいただけるということでみなさんウィンウィンの関係になるとのこと。
職人になったニートの方にインタビューすると、みなさん瓦職人になって良かったと言われていた。

その社長さんの会社は、現在ほとんどの社員(職人)がニートだった方々で占められており、人手不足はどこ吹く風と、満面の笑顔だった。

ものごとの発想を変えればかなりのことが解決できると感じるニュースだった。


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