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サリバン先生 [日常]

というと、かの ヘレン・ケラー女史 の教育係を務めた方。
目が見えない、耳が聞こえない、喋れない、、という三重苦を抱えた幼いヘレン・ケラーさんを立派な社会人になるまでサポートした方だ。
当時の社会環境下でどうしてあのような素晴らしい教育ができたのか、、、誠に敬服するしかない。

話の次元は異なるが、私は22歳までここ福岡で生活し、その後東京で生活してきた。
振り返ると自分の人生の大半は東京だったことになるが、しかし、人間形成の基本的な部分は福岡で教育されている。
生活に必要な言語は叩き上げの博多弁だったがその後の長い年月で東京弁へとシフトした。
しかし、幼少期からの言語環境はそう簡単に変えられるものではない。
発音の微妙なイントネーションや時には単語まで、いまだにどっちつかずの状態を感じさせることが多い。
そのような時に、生まれも育ちも東京の妻や子供達に今でも発音を確認する場面が多い。



例えば、牡蠣 柿 花器 の発音(イントネーション)はいまだにわからない。
直面するたびにどうだったか考えて、博打のような感覚で発音しているが、なかなか正解のイントネーションにならない。

幼少の頃、(5歳頃でひらがな、カタカナは読み書きできるようになっていた)ひらがなを覚える時、
「ち」 と 「さ」 の違いがわからず習得までかなり日数がかかった。
情けないかな、言葉に関して、現在でも、この感覚に非常に近いもどかしさを感じている。

現在は、長い年月を経て再び博多弁圏内で生活しているが、もはや正確な博多弁を話すことができない。
つまり、どっちつかずの状態なわけだ。

歌手のAI(あい)さんは米国生まれで鹿児島育ち。
彼女の日本語のイントネーションが少々変だなぁ、、と思われた方が多いと思うが、彼女の場合も似たような現象だと思われる。

まあ、それがどうしたというわけではないが、私の場合、日々家庭内サリバン先生の教育で発音リハビリを継続しているというお話し。

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