氷川丸と横浜マリンタワー

ボビーが退屈そうにしていたため、久しぶりに横浜公園まで第三京浜を走った。
世田谷から１５〜２０分くらいで現場着。
かつての路上駐車は一台も無く、近所に非常にたくさんの駐車場ができていたため、楽に駐車することができた。

　昨年末、横浜港に係留されている氷川丸のレストランや見学の営業が終了した。
1930年建造だから、ことしで７７年。
あちこちが老朽化してメンテナンスに費用がかかるからだそうだ。
現在は、かつてのチケット売り場や乗船ボードあたりが閑散として火が消えている。


船自体はそのまま係留が続くらしいが、営業していないため、心なしか寂しい風情だ。
７７年前の設計なのだが、今でも通用する美しいデザインだ。
シアトルと横浜間を二百数十回太平洋を往復し、本来は国際旅客船なのだが、戦時中は傷病兵運搬、戦後は復員船として活躍したそうだ。

　係留のための鎖の上にはカモメがびっしりと並んで、いい休憩所になっていた。


時期を同じくして横浜の名所として氷川丸の正面にある横浜マリンタワーも営業を終了した。
地上高106mという世界一高い灯台としてギネスブックにも掲載されていた。
しかし最近では、実質、灯台としての価値はあまりなかったそうだ。
2009年横浜港開港150年記念事業として、横浜市が事業引受先を公募して再供用を予定しているので、しばらく我慢すればまた楽しめるかもしれない。