下がり藤 [日常]
今日はいいお天気なので、時間的に余裕のある方は、楽しめるだろう。
桜の花の話をしておいて少々早いが、4月末くらいになるとツツジが咲き出す。
連休初日あたりの地元新聞のトップページにカラー写真で咲き乱れるミヤマキリシマをバックに、久住山の頂上に登った人たちをヘリから見下ろした写真が掲載されて、さあゴールデンウィーク という見出しが毎年決まって出される。
同じ頃、高貴に咲き乱れるのが 藤の花。
無線小屋の4軒先のお宅に毎年藤の花が咲く。
これは、今朝の状況。
しっかりと、藤の骨格ができていて、蕾がスタンバイしている。
デッサンで言えば、レイアウトの下書きの段階だが、これだけでどんな形になるのかがよく想像できる。

我が家の 家紋 でもある。
子供の頃教わって以来、藤の花を見るとなぜか心が落ち着く気がする。
この家紋が我が家のお墓や紋付、提灯などに付いている。
余談だが、下がり藤に対して上り藤といって藤の花が上向きに伸びている家紋もある。

やはり藤の花は下がった方が自然に感じる。

これも全く余談だが、
黒田官兵衛家の家紋は、藤巴(藤どもえ)
藤の花が下がりもせず、上がりもせず、くるくる渦巻いている。
同じ花なのだが、いろんなアレンジでデザインされている家紋は意匠デザインとして見るとなかなか奥深くて面白い。
先週までは、桜の花はいつ咲くのか、、なんてことを言っていたが、もう藤やツツジのことを考え出すとは、、人の心のうつろいやすさか、、。
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