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Solingen(ゾーリンゲン) から 燕(つばめ) へ [日常]

IMG_4197.jpg近所の業務用スーパーでお買い物をするとポイントシールをもらえて、集めた枚数によって希望の包丁が半額で買うことができるというキャンペーンをやっていたので、早速参加してシールを集めていたが、目的の三徳包丁が安く買える枚数になったので、シール台紙を握り締めて伺った。

うちの包丁はもう30年近く経つだろうか?
騙し騙し使っていたが、もう買い替え時かと時期を伺っていた。

うちの刃物はずっとドイツのゾーリンゲンだった。
特に大きな理由はないが、私が大学に入学した時の造形実習用に国側(学校)から指定された刃物は全てゾーリンゲンだったのでそれ以来 最近気がつくと、ハサミ、爪切り、包丁、ナイフ、、、全てゾーリンゲンになっていたことに気がついた。
これも教育の影響といえば影響、インプリントされたイメージを何十年も継続しているわけで比較検討して選んだわけでもない。

思い返すと、一方的に与えられたのは小学校の時の図画工作用のハサミからだったような気がする。


そのハサミは 博多ハサミだった。
変なデザインだなあと思いながら使っていたが、それが博多の伝統工芸品で博多しかないものだとは思いもしなかった。
したがって私の頭の中では、 ハサミ と聞くとまず 博多ハサミ が浮かぶのである。
このように最初に与えられたり使ったりするものはインプリントされていくようだ。
因みに、調べてみると700年前 唐から博多に伝わったハサミは博多で製造されて国内に広まったようなので、博多はハサミの日本発祥の地となるとのこと。

少々横道にずれたが、今回久しぶりに購入した包丁は日本の刃物のメッカ 新潟県 燕 産。
横腹に 燕 Tsubame made in Japan と刻印してある。
なんだか、オリンピック会場で日の丸を見たような高揚感を覚えそうだ。

そういえば、前職の会社に海外から出張者が来た時、かなりの頻度で Global を買って帰っていたことを思い出した。
Global とは、包丁では世界一の評価と人気を誇っているブランドだ。
もちろん、燕の会社(吉田金属工業 株式会社)で made in Japan。

学生時代からのインプリントで何も考えずにゾーリンゲンを使っていたが、決して品質的に劣るものではないが、他を知ることはそれぞれの良さを味わう喜びを感じることができることでもあり、いいことだと思う。
今晩20時は、前から気になっていて、ずっと品切れになっているペティナイフの予約開始日時。
独身時代からのペティナイフもゾーリンゲンだが、今回日本製を使って見たくなりオンライン予約を行おうと思う。
さて、購入することができるかどうか、、楽しみだ。


※ゾーリンゲンはドイツ、燕は日本(新潟県)の金属加工業が盛んな地域の名称
そのエリア内に多数のブランドが存在する。

※後日談>上記ペティナイフのオンライン販売で購入したものが届いた。
日本製を試してみる良い機会だと思っていたが、なんと Victorinox製(SWISS MADE) だった。

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