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新谷仁美 [日常]

先日、12月4日の第104回日本陸上競技選手権大会・長距離種目のハイライトを見た。
毎回話題を提供している 新谷仁美選手 の走りはすごかった。
新谷選手が最終コーナーにさしかかる時、数人のグループが前を走っていたのだが、それはなんと周回遅れの集団。
ゴールしたときの計測の表示は、30分20秒44。日本記録を28秒45も更新した。
来年の東京オリンピック内定決定の記録だ。

ウィキペディアによると、
<新谷 仁美は、日本の女子陸上競技選手である。「駅伝の怪物ランナー」のひとりと言われる。2020年東京オリンピック5000m、10000m参加標準記録突破者で、10000mとハーフマラソンの日本記録保持者。愛称は「にいやん」。 >

と素晴らしい記録保持者。
先日の高速レースと言われた福岡国際マラソンもそうだったが、最近の若い人たちから記録更新が続出していることから見ると、日本人の種的(生物的)変化が起きているのではないかと思わざるを得ない。
長いDNAの歴史でポツンポツンとこうした変化が発生するのも神様が刻まれた意思?なのかもしれないと思いたい。

TVを見ていた東京生まれ東京育ちの江戸っ子の家人が、新谷を「シンタニ」と読んでいて、アナウンサーは ニイタニ というのを聞いて、不思議がっていた。
新がなぜ 「にい」なのだろうか?と、、、。


新を にい と言うことは古来からある。
新潟(にいがた) 新嘗祭(にいなめさい)新盆(にいぼん) など名詞の前につけて
初々しい、新めての、、、のように接頭語的に使う。

と言うことから、新谷(にいたに)の意味は New Valley あたらしい谷 のような場所から起因したものだろうと推察できる。
奇しくも英語でもNew(にゅう)と言うが、コレは偶然の一致だろう。

日本全国このような日本古語が残っているエリアも多い。
私が小さいころ小学生くらいまで、友達同士で、 「にいかねぇ」>最近の博多弁では:「あたらしかねぇ」 と言う意味での博多弁でよく使っていた。

鹿児島弁などの単語を分析すると平安時代あたりの古語がそのまま使われているケースも多々ある。
例えば、 「おかべ」御壁 コレは 「豆腐」 のことで 揚げ豆腐は 揚げおかべ と老人たちは言っている。
ようおじゃしたなぁ> よくおじゃりましたね >よく来られましたね
あいがともさげもす>ありがたく申し上げます
元気ごあしたか>元気でござりましたか>元気でしたか
うっかた>内方>家内
とのじょ>殿所>主人
などあげていけばキリがないが、コレらは全て平安時代の女官の言葉。
そのまま、鹿児島では使われていることになる。

新谷選手から女官言葉のことになってしまったが、名前や地名はもとより言葉と言うものはつくづく面白い。


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