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米国アカデミー賞 [日常]

正式には 映画芸術科学アカデミー
(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、AMPAS)
映画産業における芸術と科学の発展を図るため、アメリカ合衆国などの映画業界人たちによって結成されている団体である。

ロサンゼルスのビバリーヒルズに本拠を置き、アカデミー賞の選考・授与、映画文化・映画教育・映画技術の研究に対する助成などを行っている。(Wikipediaより)

ということで、映画産業の 「芸術と科学」の発展のための団体であることがわかる。
この科学という視点が重要で、優れた芸術作品を作るためには同時に優れた科学技術が必要であるという考えに基づいている。
このことは、以前、黒澤明監督とある仕事(映画制作業界で初めてハイビジョンを使う案件)をさせていただいた時、休憩時間にお聞きして以来今でも強く印象に残っている。

この米国アカデミー賞だが、昨日、日本の2作品が受賞した。
視覚効果賞を山崎貴監督『ゴジラ-1.0』
長編アニメーション部門で宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』

このゴジラの特殊効果を担当した制作会社が 白組 で、山﨑監督は白組の所属だと紹介された。
おっと、あの白組か??



と久しぶりに聞く社名に記憶が蘇ってきた。

もう40年以上前になる1980年代、私の前職の宣伝部担当時代に頻繁に出入りしていたのがこの白組だった。
当時はTV CMのアニメ制作会社だった白組。
何本かのCM制作でお世話になっていたので、まさか映画 本編(CM制作側から見て映画制作を本編制作と呼び尊敬の念を持って一目置いていた)を制作していたとは、、。
改めて白組の今までの経歴を見てみると素晴らしい実績を残していることがわかった。
当時は、新しい映像制作に燃える若者たちの集団で、私も大学卒業直後であったことも重なり、打ち合わせのたびに大いに映像談義に花が咲いていたことを思い出す。

同じ日本人として嬉しい受賞だ。
昨年は、米国の映画製作者達が一斉にストライキをしたため、制作本数が大幅に減少。
そこを埋めたのが日本からの作品で上映回数を稼いだのか?
とひねくれた思いもあるが、それも実力と捉えて素直に喜ばせていただこう。

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