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Live中継 [日常]

このところイギリス国内各地からのオリンピック中継が続いている。
その昔は、海外からの中継といえば、短波無線を使って日本まで繋ぎ、その後中波のラジオ放送で中継していた。
そのころと比べると技術の進歩も素晴らしく、特に近年ではデジタル化と高解像度化が進み、そのデジタル伝送系での劣化は認識外になったと言っていいと思う。

伝送系がここまでくると、その質を支えるのは現場を撮影するカメラということになる。


カメラはご存知のように光学レンズ系とそこからの光を電気に変える撮像素子の品質と精度の差になってくる。
この領域はアナログ系なので常日頃の調整とメンテナンスも必要だし、放送各社の技量の差も現れる部分でもある。

最終段階の受信者側(視聴者)は大画面化と高画質化が進み、拙宅では55インチの画面で観戦している。
大画面になればなるほど先述の送り手側の差もはっきりわかってくるので面白い。

オリンピック中継の場合、イギリス側の局が撮影した映像を世界各国向けに共同配信する場合や、日本の局が日本から機材を持ち込んで撮影し配信するケースがある。

そうなると、撮影するカメラや装着するレンズもまちまちというかばらばら。
安いレンズを使用している時は、画面周辺部のレンズ収差が悪く色ずれなどが気になりだす。
アナログ放送時代のままのレンズを使用しているのだろう。
局の担当者の価値観が見えてくる。

極端に解像度が低い時もある。
これは使用するカメラの選択を甘く見ているのであろう。

送り手側、特に制作現場は今まで以上に細心の注意を払ってプロの仕事として臨んでいただきたい。


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