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813 [日常]

今日は8月13日
東京は34.5度と、とても暑い。

世の中的にはお盆ということになるが、FMを聞いていたら、今日はJWAVEの日だそうだ。
24年前の1988年に開局し 81.3MHz でオンエアを開始したことからそうなったらしい。
今日は朝から特番が続いている。

東京のFM多局化は全国平均からすると比較的に遅かった。
70年代にはFM東京があったが、夜のゴールデンタイムは毎日教育放送で、一般の音楽やDJなどは21時頃にならないと始まらなかった。

FM福岡育ちの私はそのことが解せなく、たまたま近所に住んでいたYさんに、アマチュア無線仲間であり、FM東京の役員をやられていたこともあり、聞いた事がある。


戦後1960年東海大学の教育放送実験局として開局したFM東海の免許をそのままひきついで開局したため毎日一定時間は教育放送(通信教育講座など)を行う免許条件義務があったたとのこと。
その、免許条件が1980年代頃まで続いた。
FM東京が晴れて24時間自由な番組構成ができる局に成ったのは以外と最近の事である。
この期間、東京以外の都市のほうがFM局の編成内容では先行していた。
東京都民は非常に大きな音楽的醸成のロスによりハンディキャップを負ったと私は今でも思っている。
丁度日本の高度成長期、若者達の斬新な音楽や新しい音楽の数々が地方都市から生まれたのも偶然ではないと思う。

音響機器メーカーはFM多局化に向けて高性能のFMチューナーを当時から次々発表していたが、地方はNHK1局、東京でもNHKとFM東京の2局。(他はFM愛知、FM大阪、FM福岡のみ)
高価なチューナーのプリセット機能もほとんど意味をなさなかった。

そのような中1988年になりJWAVEが開局した。
24時間豊富な音楽番組、更にかなりの時間を英語でのDJにするなど、従来の日本の音楽放送とは異なる構成が嬉しかった。
因に番組パーソナリティーはバイリンガルであるということがつい最近まで条件だった。
また、番組毎に企画したプロデューサーの名前が告知され、プロデューサーで番組を選ぶなど新しい時代の訪れを感じさせた。

私は、JWAVEが開局する前の試験放送免許の時期からずっと聞いている。
この本放送前の期間は、Richard Burmer の Across the View が毎日流れ、試験放送のためCMもなし。
終日音楽を聴けた至極の時であった。

早いものでそれから24年、現在では東京近郊のFM局は8局になった。
日本各地の各地方都市でも複数局が開局している。
当時の郵政省がFM多局化免許へ方針を変更して20数年経ちやっとFMチューナーのプリセットや選択度スペックなどが意味を持ち出した。
これらは技術革新ではなく政治政策そのもの、国民の生活を良くするのも悪くするのも政治決断で簡単に変わってしまう。

その政治を任せるにもどこに任せるといいのか、、、
解決策がなかなか浮かばない。


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