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連続強盗傷害事件 [日常]

このところ、日本各地で似たような強盗事件が多発している。
それらほとんどが同様の手口。
被害者や逮捕された実行犯人などから少しづつその全容が明らかになってきた。

実行犯はSNSの裏アルバイト募集で集まった人達。
連絡はほとんどがスマホでやりとりするので、ボスが誰なのかもわからない。
日当は一人あたり 100万円。
大体3人集まると1組になる。
指定された日時に、指定された公園に集まり、そこで見知らぬ3人が初めて会うことになる。
3人が揃ってボスへ電話するとそこでリーダー格が決まり実行内容と詳細が伝えられる。
移動は公園近くにボスが手配したレンタカーが既に用意されているので、3人はそれを運転して指定された家へ向かう。



現地へ着いた3人は、指示通りに正面玄関からガラスやドアを壊して堂々と侵入。
対象住人はほとんどが高齢者でその時間帯は一人で在宅。
室内に現金があることは事前のボスの調べで把握しているようで、住人が拒否すると、実行犯へスマホから「脅せ」とか「殴れ」とかの指示が出て実行役はその通りにカッターナイフで脅したり、殴ったりする。
それでも応じない場合は、スマホを住人に渡してボスの脅しを直接聞かせる。
実行犯は指示通りに動いているのだが、狛江の高齢女性の場合は殴打しすぎて死亡してしまった。
一定の時間が経過すると犯人グループは乗ってきたレンタカーを乗り捨てたりしながら逃走する。

とこのような定形パターンが多発している。

ここで新しいのは、ボスは一切手を汚さずに当初の目的、現金を奪うことを達成させていること。
実行犯たちは、その後約束通りの日当を得ているのであろう。
そうでなければ、こんなに継続しているはずがない。
高齢者、一人で在宅、現金が室内にある、、、という情報を事前に調べ上げておかないと実行困難。
ボスはどのようにそれらの情報を得ているのでろう?
その綿密で正確な情報収集能力、さらには昨今のネットワークコミュニケーションを巧みに使う新しい形の犯罪と言えるだろう。
流行りの特殊詐欺の手法に酷似しているのも気になる。
まるでTVドラマを見ているようだが、現実に堂々と起こっている。

ボスにとっては、実行犯一人への日当が100万円なので、強盗一件あたり 300万円+レンタカー料金  以上得ないと赤字になる仕事になる。
したがって、ターゲット宅に300万円以上の現金が確実にあるという情報を掴んでいたはずだ。
それはそれで、秀逸な情報収集能力。
このような情報をどのようにして収集していたのか、、
ボスへたどり着く大きなヒントになるかもしれない。

実行犯を逮捕していくら取り調べてもボスについてはほとんどわからないだろう。
また、ボスは日本国内にいるとは限らない。

警察にとっては新しいチャレンジになることだろう。

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