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わさびが食えない若者 [食]

ニュースを聞いていたら、最近 わさび を食べることが出来ない若者が増えているらしい。
食べるといってもあんこのように食うという意味ではないが、わさびがだめということらしい。

最近はアメリカ人でさえ ワサービ といって、刺身や寿司でたっぷり食べているのに、なんと情けないことか。

これは思い起こすと母親の子供の食事への所作がそうさせてしまったのではなかろうか?
20年くらい前から、寿司屋で、さびぬき とかなんとかいうお母さんの声が耳につき出した。
最初はなんの意味かわからなかったが、わさび抜き という文化が発生したことに驚いた。

もともと寿司はわさびを付けた食べ物だ。
それを拒否し、カスタマイズするということは、もはや寿司ではなくなる。
同様に、ハンバーガーのなになに抜きとか、〜のなになに抜き、、とかやたら、デフォルトの料理を自分好みにカスタマイズする場面に遭遇することが多すぎるようになった。

料理人に失礼だし、もはや、その料理のコンセプトが正しく享受できないまま別の食べ物に変容した物を食していることになる。
自分好みにして何が悪いといわれるとそれまでだが、違う料理を食べることには違いない。

子供の頃はきついわさびに涙して寿司を食ったものだ。
親は何も言わなかった。わさびは鼻につんときてなんぼのもんじゃ、、というところだろう。

かように、母親の食事教育?がこんな若者を大量生産してしまった。
わさびを食えない日本人、、、ああ、、涙が出る、、。


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