ドアが閉まります

電車に乗って車内アナウンスを聞いていると、いつも不愉快になる。

この　『ドアが閉まります』というアナウンス。
もう何十年も聞き続けている。
確かにドアは閉まるのだが、ドアが勝手に閉まるわけが無い。
誰かの意志で閉めるわけだから、車内アナウンスは『ドアを閉めます』と、言うべきだろう。

ドアに誰かが挟まれたら、勝手に閉まるドアに挟まれたのですと言うのだろうか？
なんだかそこに責任回避の逃げ腰のレトリックを感じる。

ただ、鉄道会社によってはきちんと『ドアを閉めます』と堂々とアナウンスしている会社もある。
伊勢志摩近鉄特急で聞いたときには本当に安堵と感動を感じた。
やればできる。

おもに関西方面の会社がそのように表現しているようにも感じるが、統計をとったわけでもないので定かでではない。

いずれにせよ、責任を明示したコミュニケーションに心がけたい。